大阪万博の記念切手でデザイン的に外せないのが、今日ご紹介するオランダの切手。
デザインは、戦後のオランダ……いや全ヨーロッパを代表するグラフィックデザイナーのウィム・クロウェルです。
彼の偉業としては実験書体「ニューアルファベット」が有名ですが、切手の現場でもなかなか面白い仕事を残しています。この、地味ながら高いデザイン性を感じさせる記念切手もそのひとつ。
クロウェルは、この切手のモチーフになっている大阪万博のオランダ館そのもののグラフィックデザインにも携わっています。このかわいい「オランダ」の文字ももちろんそう。
さかのぼれば、ボクふうじんが切手集めを始めたきっかけがまさに、クロウェル切手でした。
10年も前のことですが、オランダを旅していてたまたま出会った切手市でクロウェルの切手を発見し、嬉々として買い集めたことを昨日のように思いだします。
これ以後10年も切手を集め続けているんですね~、ボクってば。
また機会を改めてクロウェル切手のことも書きたいと思います。