2015-02-23

ハーブ・ルバリンその1

やっと春の気配が感じられるようになりましたね。
ご無沙汰しておりましたが切手ネコのふうじんです。

さて、ここしばらくゆるい話題が続いてたので原点に戻るべく、
デザイナーズ切手の話……
特に『あの巨匠のデザイン切手』シリーズを再開したいと思います。

以前紹介したレイモンド・ローウィー切手に続く話題として、
ローウィーとほぼ同時代(ちょっと遅れ)に同じくアメリカで活躍したデザイナー、
ハーブ・ルバリン(1918~1981年)の切手をご披露しましょう。


これらは1960年にアメリカで発行されたエアメール用切手で、
左上からペンシルベニア州フィラデルフィアにある「自由の鐘(10C、13C)」、
かの有名な「自由の女神像(15C)」、
そしていわずと知れた「第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーン(25C)」の3種類です。

ところでハーブ・ルバリンとはどんな人なのでしょうか? 
試しに、隣に座っているあをぐみデザイナーÄに「ルバリンを語る上ではずせない仕事は?」と聞いたら、
0.5秒もたたないうちに「マザー&チャイルドのロゴ」と即答が。
書体デザイナーのトム・カルナスと組んでつくったこれですね。

そう彼のデザインはこうした、文字中心のものがとっても多いです。
それもそのはず彼は1950年代半ば~60年代後半に、
アメリカ東海岸を中心に花開いた文字中心のグラフィックデザイン、
いわゆる「アメリカン・タイポグラフィ」を代表するデザイナーなんですから。

長くなりそうなので今日はここまでにしますが、
次回もルバリンのデザインと切手について語らせてくださいね。