前回に続き、アメリカの伝説的デザイナー、ルバリンの話を。
彼の全仕事の中で特に有名なのは、
編集者ラルフ・ギンズバーグとタッグを組んで世に問うた雑誌
『エロス』『ファクト』『アヴァンギャルド』の3つでしょうね
(……あをぐみÄイチオシの『MOTHER&CHILD』誌もそこに加えたいところですが、
この雑誌、残念ながら出版されずじまいに終わっているのです)。
これらの3雑誌は現在、ネット上や古本屋さんで高値取引されている人気の品。
何をかくそう弊社あをぐみにも数冊あるのだ、エヘン(ただしÄの私物)!
気になる方は我々のショールーム【place by awo】でスタッフに声をかけてみてください。
さてさて、そんなわけで切手にとどまらず(というより切手は彼の仕事のほんのごく一部)
文字とタイポグラフィの世界に多大なる貢献をしたルバリン。
前回紹介のシリーズ切手は、
彼のほかにジョン・ピスティリ、J.ロンバルデーロがデザインに携わり、
1959から62年にかけてデザインされています。
ちなみにピスティリは、それ以前にもルバリンと組んで
「ピスティリ・ローマン」という書体をつくったりもしている書体デザイナーです。
と、ここまででルバリンの回は一旦終了にします。
次はまた別のデザイナーの別の作品をご紹介しましょう。
ごきげんよう!