コルビュジェにまつわる切手を紹介する第四回目。
モナコから発行されたこちらの切手です。
この切手は偉人切手シリーズの一枚として発行されたものですが、なぜモナコからコルビュジェ切手?
妻のイヴォンヌがモナコ出身だからかなあ……だとしたらロンシャンの聖堂ではなく、カップ=マルタンの休暇小屋をモチーフにして欲しかったところであります。
正確にはモナコではなく、隣接するフランスのカップ=マルタンの地ですが、かの有名な狭小建築のキャバノン(休暇小屋)があります。
前回の切手のモチーフにもなったモデュロールを最大限に活用してつくられていることもあり、
ごくごく小さい(約8畳)ながらも機能性にすぐれた内部空間。
ボクも一度行ってこの空間を体感してみたいわ~と思っていたのですが、それがごく身近なところであっさり実現。
2007年に森美術館で行われたコルビュジェ展で、原寸大の空間が再現されたのです。
当時ヒルズの近くに住んでいたボクは、数回通ってひとり(一匹?)ニヤニヤしておりました。
コルビュジェはこの小屋の近くのビーチで泳いでいる時に亡くなります。1965年8月のことです。