大阪万博切手についていろいろ書いてみましたが、
その3からはふうじんが集めた切手をお見せしましょう。
まずはアラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつであり、ドバイ、アブダビに続く第三の存在であるシャールジャ首長国のもの。
太陽の塔がドーンと象徴的に聳えるデザインですが、その足下にある建物はサウジアラビア館です。実際の位置関係はもちろんこんな感じではなかったわけですが、なかなかしっくりきています。
こちらも同じくアラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつ、ラサールカイマの記念切手。
モチーフとなっているパビリオンは日本館でございます。アフリカのドラムセットにも見えるこの建物群ですが、実は真上から見ると万博のシンボルマークのように建物が配置されているのでした。
上記の2国は現在は独自で切手を発行していませんが、1960~70年代初頭にやたら記念切手を乱発。大阪万博切手もこれらにとどまらずたくさん発行されています。
かわってはカリブ海にあるイギリス連邦加盟国のグレナダ。余談ですが、スペインのグラナダに行こうとして間違えてグレナダに行った、というギャグのようなホントの話を聞いたことがあります……。
で、この記念切手のモチーフは東芝IHI館。
この国もいろいろな記念切手を出していて、過去に南野陽子の記念切手まで発行されているんですねえ……でもなぜにナンノ???
2015-09-06
2015-08-31
大阪万博切手 その2
前回の「その1」からだいぶ時が経ってしまいましたが、大阪万博の切手について。
同万博を記念した記念切手は、日本だけでなく世界各国で発行されています。
こちらの切手はルーマニアが発行したもの。東大寺七重塔を再現した古河グループのパヴィリオンがモチーフになっています。近未来的建築ばかりの会場でこの外観は目を引いたでしょうね。
高さも相当なもので、金色の相輪部分も入れると約85m。ほんまもんの東大寺の七重塔は西・東の2箇所があり、ともに高さ70mとも100mとも言われていますが、室町時代に雷と兵火が原因で焼失。そこで「古代の夢と現代の夢」という万博テーマに沿って、古河グループが万博の場で再現したんだそうです。
このパヴィリオンは万博の閉幕とともに壊されましたが、東大寺は現在、復元を模索しているそうなので、将来的に見られる可能性も。
ちなみにこの大型シート切手については郵便学者である内藤陽介さんのブログにも詳しいことが書かれているので、ご興味のある方はのぞいて見てください。
ルーマニア人はよっぽどこの塔が気に入ったらしく、別バージョンの切手も。
ほかにも多彩なトラディショナルジャパニーズデザイン切手を発行しています。
同万博を記念した記念切手は、日本だけでなく世界各国で発行されています。
こちらの切手はルーマニアが発行したもの。東大寺七重塔を再現した古河グループのパヴィリオンがモチーフになっています。近未来的建築ばかりの会場でこの外観は目を引いたでしょうね。
高さも相当なもので、金色の相輪部分も入れると約85m。ほんまもんの東大寺の七重塔は西・東の2箇所があり、ともに高さ70mとも100mとも言われていますが、室町時代に雷と兵火が原因で焼失。そこで「古代の夢と現代の夢」という万博テーマに沿って、古河グループが万博の場で再現したんだそうです。
このパヴィリオンは万博の閉幕とともに壊されましたが、東大寺は現在、復元を模索しているそうなので、将来的に見られる可能性も。
ちなみにこの大型シート切手については郵便学者である内藤陽介さんのブログにも詳しいことが書かれているので、ご興味のある方はのぞいて見てください。
ルーマニア人はよっぽどこの塔が気に入ったらしく、別バージョンの切手も。
ほかにも多彩なトラディショナルジャパニーズデザイン切手を発行しています。
2015-04-20
大阪万博切手 その1
先日、楽しみにしていた展覧会をようやく見てきました。
これです、これこれ。
片岡球子展の方が目立ってますが、その下。
「大阪万博1970 デザインプロジェクト」でございます。
展覧会についての詳細はググっていただくとして、
大阪万博のさまざまなデザイン案件のひとつに、切手があります。これぞボクのお目当て。
ボクのもっているこの切手の版下が展示されていて感激しました。
デザイナーの日置勝駿さん(*リンク)が手がけたこの切手は、数ある万博記念切手のなかでも一番のお気に入り。
日置さんはこのほかにもいろいろな切手を手がけてきた人ですが、手の痕跡が明らかな、素朴かつ情緒的デザインに長けた人だなあと思います。
同展カタログにも書かれていますが、こういう記念切手類を販売することで寄付金を集め、万博運営資金の一助にしていたわけですね。
これからしばらくこの大阪万博切手について、あれこれとお伝えしていこうと思います。
これです、これこれ。
片岡球子展の方が目立ってますが、その下。
「大阪万博1970 デザインプロジェクト」でございます。
展覧会についての詳細はググっていただくとして、
大阪万博のさまざまなデザイン案件のひとつに、切手があります。これぞボクのお目当て。
ボクのもっているこの切手の版下が展示されていて感激しました。
デザイナーの日置勝駿さん(*リンク)が手がけたこの切手は、数ある万博記念切手のなかでも一番のお気に入り。
日置さんはこのほかにもいろいろな切手を手がけてきた人ですが、手の痕跡が明らかな、素朴かつ情緒的デザインに長けた人だなあと思います。
同展カタログにも書かれていますが、こういう記念切手類を販売することで寄付金を集め、万博運営資金の一助にしていたわけですね。
これからしばらくこの大阪万博切手について、あれこれとお伝えしていこうと思います。
2015-02-26
ハーブ・ルバリンその2
前回に続き、アメリカの伝説的デザイナー、ルバリンの話を。
彼の全仕事の中で特に有名なのは、
編集者ラルフ・ギンズバーグとタッグを組んで世に問うた雑誌
『エロス』『ファクト』『アヴァンギャルド』の3つでしょうね
(……あをぐみÄイチオシの『MOTHER&CHILD』誌もそこに加えたいところですが、
この雑誌、残念ながら出版されずじまいに終わっているのです)。
これらの3雑誌は現在、ネット上や古本屋さんで高値取引されている人気の品。
何をかくそう弊社あをぐみにも数冊あるのだ、エヘン(ただしÄの私物)!
気になる方は我々のショールーム【place by awo】でスタッフに声をかけてみてください。
さてさて、そんなわけで切手にとどまらず(というより切手は彼の仕事のほんのごく一部)
文字とタイポグラフィの世界に多大なる貢献をしたルバリン。
前回紹介のシリーズ切手は、
彼のほかにジョン・ピスティリ、J.ロンバルデーロがデザインに携わり、
1959から62年にかけてデザインされています。
ちなみにピスティリは、それ以前にもルバリンと組んで
「ピスティリ・ローマン」という書体をつくったりもしている書体デザイナーです。
と、ここまででルバリンの回は一旦終了にします。
次はまた別のデザイナーの別の作品をご紹介しましょう。
ごきげんよう!
彼の全仕事の中で特に有名なのは、
編集者ラルフ・ギンズバーグとタッグを組んで世に問うた雑誌
『エロス』『ファクト』『アヴァンギャルド』の3つでしょうね
(……あをぐみÄイチオシの『MOTHER&CHILD』誌もそこに加えたいところですが、
この雑誌、残念ながら出版されずじまいに終わっているのです)。
これらの3雑誌は現在、ネット上や古本屋さんで高値取引されている人気の品。
何をかくそう弊社あをぐみにも数冊あるのだ、エヘン(ただしÄの私物)!
気になる方は我々のショールーム【place by awo】でスタッフに声をかけてみてください。
さてさて、そんなわけで切手にとどまらず(というより切手は彼の仕事のほんのごく一部)
文字とタイポグラフィの世界に多大なる貢献をしたルバリン。
前回紹介のシリーズ切手は、
彼のほかにジョン・ピスティリ、J.ロンバルデーロがデザインに携わり、
1959から62年にかけてデザインされています。
ちなみにピスティリは、それ以前にもルバリンと組んで
「ピスティリ・ローマン」という書体をつくったりもしている書体デザイナーです。
と、ここまででルバリンの回は一旦終了にします。
次はまた別のデザイナーの別の作品をご紹介しましょう。
ごきげんよう!
2015-02-23
ハーブ・ルバリンその1
やっと春の気配が感じられるようになりましたね。
ご無沙汰しておりましたが切手ネコのふうじんです。
さて、ここしばらくゆるい話題が続いてたので原点に戻るべく、
デザイナーズ切手の話……
特に『あの巨匠のデザイン切手』シリーズを再開したいと思います。
以前紹介したレイモンド・ローウィー切手に続く話題として、
ローウィーとほぼ同時代(ちょっと遅れ)に同じくアメリカで活躍したデザイナー、
ハーブ・ルバリン(1918~1981年)の切手をご披露しましょう。
これらは1960年にアメリカで発行されたエアメール用切手で、
左上からペンシルベニア州フィラデルフィアにある「自由の鐘(10C、13C)」、
かの有名な「自由の女神像(15C)」、
そしていわずと知れた「第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーン(25C)」の3種類です。
ところでハーブ・ルバリンとはどんな人なのでしょうか?
試しに、隣に座っているあをぐみデザイナーÄに「ルバリンを語る上ではずせない仕事は?」と聞いたら、
0.5秒もたたないうちに「マザー&チャイルドのロゴ」と即答が。
書体デザイナーのトム・カルナスと組んでつくったこれですね。
そう彼のデザインはこうした、文字中心のものがとっても多いです。
それもそのはず彼は1950年代半ば~60年代後半に、
アメリカ東海岸を中心に花開いた文字中心のグラフィックデザイン、
いわゆる「アメリカン・タイポグラフィ」を代表するデザイナーなんですから。
長くなりそうなので今日はここまでにしますが、
次回もルバリンのデザインと切手について語らせてくださいね。
ご無沙汰しておりましたが切手ネコのふうじんです。
さて、ここしばらくゆるい話題が続いてたので原点に戻るべく、
デザイナーズ切手の話……
特に『あの巨匠のデザイン切手』シリーズを再開したいと思います。
以前紹介したレイモンド・ローウィー切手に続く話題として、
ローウィーとほぼ同時代(ちょっと遅れ)に同じくアメリカで活躍したデザイナー、
ハーブ・ルバリン(1918~1981年)の切手をご披露しましょう。
これらは1960年にアメリカで発行されたエアメール用切手で、
左上からペンシルベニア州フィラデルフィアにある「自由の鐘(10C、13C)」、
かの有名な「自由の女神像(15C)」、
そしていわずと知れた「第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーン(25C)」の3種類です。
ところでハーブ・ルバリンとはどんな人なのでしょうか?
試しに、隣に座っているあをぐみデザイナーÄに「ルバリンを語る上ではずせない仕事は?」と聞いたら、
0.5秒もたたないうちに「マザー&チャイルドのロゴ」と即答が。
書体デザイナーのトム・カルナスと組んでつくったこれですね。
そう彼のデザインはこうした、文字中心のものがとっても多いです。
それもそのはず彼は1950年代半ば~60年代後半に、
アメリカ東海岸を中心に花開いた文字中心のグラフィックデザイン、
いわゆる「アメリカン・タイポグラフィ」を代表するデザイナーなんですから。
長くなりそうなので今日はここまでにしますが、
次回もルバリンのデザインと切手について語らせてくださいね。
2015-01-22
ニルス切手もあるよ!
こんにちは。
松本は結構雪が降りましたがみなさま、お元気ですか?
切手ネコふうじんでございます。
昨日、あをぐみÖがニルスの話をしていましたが
ニルスといえばこんな切手もあります。
日本のニルスは少年という感じだけど、
ドイツのニルスは何だか妖精っぽい感じ。
こちらはスウェーデンの切手。
写実的なモルテンが素敵。
僕のコレクションは建築とデザインが中心なので
こういう切手はイレギュラー。
でもかわいいからついつい買ってしまうのです。
松本は結構雪が降りましたがみなさま、お元気ですか?
切手ネコふうじんでございます。
昨日、あをぐみÖがニルスの話をしていましたが
ニルスといえばこんな切手もあります。
日本のニルスは少年という感じだけど、
ドイツのニルスは何だか妖精っぽい感じ。
こちらはスウェーデンの切手。
写実的なモルテンが素敵。
僕のコレクションは建築とデザインが中心なので
こういう切手はイレギュラー。
でもかわいいからついつい買ってしまうのです。
2014-12-15
おどろきの切手 part1
世界はあんまりにも広くて、
毎日毎日どこかの国でいろいろな切手が発行されています。
そのなかにはワオと驚くようなものもたくさんあるわけで……。
今後時々はそういう“ワオ切手(ふうじん用語です)”のいくつかを
紹介していきたいと思います。
栄えある1回目はこれよこれこれ。
始め見た時はさすがのボクちゃんもギョッとしました。
見たまんまのゲイ切手でございます。
これはフィンランド本国では今年の9月に発行されたもの。
フィンランドが誇るハードゲイアーティスト(こういうジャンルがあるのかは不明)の
トム・オブ・フィンランドを記念した切手シートとなっています。
トム・オブ・フィンランドについてはウィキペディアにも説明があるので
気になった方は調べてみてください。
この切手シート、すごい人気でいろいろな国からも引き合いがあり、
フィンランド郵政始まって以来の売上を記録したと、
イギリスのゲイニュースサイトでも話題となっていましたよ。
というわけで、せっかく切手販売をしているのだから、
あをぐみショールーム内ショップ【The store】でも、
この切手シートを販売することにしました。
もちろん現定数の販売になりますので、早い者勝ちでございます。
それにしてもフィンランドの懐の深さには感服します。
いろいろな人間がいてもよし、と、
なぜか自分まで許された気がします(猫だけど)。
毎日毎日どこかの国でいろいろな切手が発行されています。
そのなかにはワオと驚くようなものもたくさんあるわけで……。
今後時々はそういう“ワオ切手(ふうじん用語です)”のいくつかを
紹介していきたいと思います。
栄えある1回目はこれよこれこれ。
始め見た時はさすがのボクちゃんもギョッとしました。
見たまんまのゲイ切手でございます。
これはフィンランド本国では今年の9月に発行されたもの。
フィンランドが誇るハードゲイアーティスト(こういうジャンルがあるのかは不明)の
トム・オブ・フィンランドを記念した切手シートとなっています。
トム・オブ・フィンランドについてはウィキペディアにも説明があるので
気になった方は調べてみてください。
この切手シート、すごい人気でいろいろな国からも引き合いがあり、
フィンランド郵政始まって以来の売上を記録したと、
イギリスのゲイニュースサイトでも話題となっていましたよ。
というわけで、せっかく切手販売をしているのだから、
あをぐみショールーム内ショップ【The store】でも、
この切手シートを販売することにしました。
もちろん現定数の販売になりますので、早い者勝ちでございます。
それにしてもフィンランドの懐の深さには感服します。
いろいろな人間がいてもよし、と、
なぜか自分まで許された気がします(猫だけど)。
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